先日、2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』にも出演していたある俳優が逮捕されました。事件については、加害者が罪を償い更生すること、被害者が、心身を回復し、平穏な生活を送れるようになることを願うばかりです。
本エントリーの主題は、上の事件とは別のものです。大好きなコンテンツは手元に置いておきたい、ということを書いてみたいと思います。
当ブログ管理人は『真田丸』が大好きです。役者の雰囲気(オーラ)、セリフ、ナレーション、音楽、どれをとっても素晴らしいです。NHKオンデマンドというウェブサイトがあり、すべてではありませんが、放送後のNHKの番組を有料(一部無料)で観ることができます。『真田丸』放送終了後も、NHKオンデマンドでちょくちょく観て楽しんでいました。
ところが、上の事件のあと、『真田丸』の配信が停止してしまいました。そこに至って後悔しましたが、『真田丸』放送中、大好きな番組にもかかわらず、自分で録画することもしていませんでした。上の事件が起こったので、どのくらいの期間かは分かりませんが、再放送も望めません。
『真田丸』は、DVDやブルーレイが販売されています。ネット上でも購入できるサイトが複数あります。事件のあと、日を追うごとにそれらのサイトで品切れになっていきました。『真田丸』ファンの方々が購入したか、またはひょっとすると、将来プレミアがつくことをねらって買った人もいるかもしれません。
DVDやブルーレイを買わなくとも、レンタルビデオ店で借りることができるので、『真田丸』を今後一切観れなくなってしまうことはなさそうです。お金がかかるのでかなり迷いましたが、DVDを購入することにしました。ネット上の各サイトで品切れになりつつありましたが、なんとか間に合いました。
購入することにしたのは、次のように考えたからです。ほとんどのほかの映画やドラマなら、レンタルビデオ店から借りて楽しむと思います。でも、『真田丸』は自分にとって特別です。本も、音楽も、映像作品も、大好きなコンテンツは借りるのではなく購入して手元に置いて、長く付き合いたいと感じます。長く、何度も繰り返し親しむことで分かってくる面白さ(そうしないと分からない面白さ)があると思います――そう考えると、長く、何度も繰り返し親しむことで分かってくるつまらなさ(そうしないと分からないつまらなさ)もあるかもしれません。「ここは、もっとこう表現すればよいのに」のような――。
上のように考えるため、できれば一生持っていたいです。耐久性の面でブルーレイより良いと聞きましたので、DVDを買うことにしました。
なお、現行の著作権法30条1項2号によって、コピーガードが施された市販のDVDは、たとえ家庭内で楽しむような目的であっても、コピーガードを外して複製することが禁じられています。
著作権法 http://www.cric.or.jp/db/domestic/a1_index.html
著作権法 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=345AC0000000048
たしかに、ネット社会で著作権者の利益を守るためには必要な規定なのかもしれません。でも、購入したDVDは大事なのでパソコンに取り込んで自分用にバックアップしておきたいと思っても、できません。現行の規定は、コンテンツを利用する側にとって厳しすぎる場合もあるなあ、と感じました。