資産運用の定石?(5):参考になりそうなウェブページ②

資産運用の定石?(4):参考になりそうなウェブページ①の続きです。

さらに、以下の各記事を読んでも、インデックスファンドやドルコスト平均法といったキーワードが浮かびます。

「株で1億円」は、やっぱりやめた方が良い「2つの理由」
http://www.shinoby.net/2017/06/10348/

銘柄を選んで市場平均よりも高いリターンを目指す「アクティブ運用」を実践しても市場の平均に連動させる「インデックス運用」に50%以上の確率で負ける

上の記事は、「人生におけるお金の根本問題」、「資産運用の究極の目的」などのフレーズもあり、刺激的です。かつ、基本を押さえた内容であるように思えました。

世界で1000万部売れたビジネス自己啓発作家が伝授する「お金を儲ける4大原則」
https://www.lifehacker.jp/2017/12/171213-feature-money-tony-robbins-how-to-be-rich-repost.html

上の記事は、「大原則4:投資は分散させる」のなかで、「1.異なる種類の投資対象に分散投資する」、「2.複数の銘柄に投資を分散する」に続けて、次のとおり述べています。

3.世界中の資本市場、国、通貨を視野に入れる:ほとんどの人は投資を自国の中だけで終始するという間違いを犯しています。現代は投資の世界にもグローバリゼーションが及んでいますから、投資する側も国際的な視野を持つべきです。
4.定期定額購入を活用する:資本市場では完璧なタイミングで売買ができる人はいませんから、ドルコスト平均法の利点を活用してリスクを減らしリターンを最大にしましょう。

ウォーレン・バフェット氏が遺言執行者に語った「死後の運用方法」がシンプルすぎる
https://www.lifehacker.jp/2018/04/your-finances-should-be-boring164667.html

「現金の10%を短期国債に、90%を低コストのS&P500インデックスファンド(勧めるのはヴァンガードのファンド)に投資すべし

以上、投資に関するいくつかのキーワードや、参考になりそうなウェブページを見てきました。なお、もちろん、投資は損をすることもあるということは、強調してもしすぎることはありません。さまざまな書籍やウェブページが事の点を念押ししていますが、例えば次の記事も示唆に富みます。

日経平均を毎月ドルコスト法で積立していたらどうなっていたか、過去のデータで検証しました。

最後に、参考として、以下の記事も紹介しておきます。

金融庁がダメ出しする運用商品ワースト3
https://diamond.jp/articles/-/102234

新社会人が絶対に手を出してはいけない「マネー3悪商品」
https://diamond.jp/articles/-/166719

ただし、「独身の新入社員に、生命保険はいらない」、「病気が心配な人は、がん保険などの医療保険に加入しがちだが、これも止めた方がいい」と上の2つめの記事は述べていますが、別の考え方もあるのでは?と個人的に思いました。例えば以下のような具合です。

  • 生命保険について:独身の新社会人が生命保険に加入後、万一、亡くなってしまった場合、保険金を親が受け取るケースが多いと思われる。その保険金を残しておけば、将来、その親に介護が必要になった場合、亡くなった子どもは介護をすることができないが、その保険金で介護サービスを利用することができる。つまり、親が(いくぶん)助かる。
  • 医療保険について:上記の記事の論調とは異なるが、一般に、若い頃は病気になる確率が低いので医療保険には入らなくてよい、という意見はよく見られる。しかし、持病がある状態にいったんなってしまうと、医療保険に入れなくなる、または保険料が割高になる可能性が高い。そのため、持病がない若いうちに医療保険に入っておいて結果的に良かった、というケースがありうる。

今後、もう少しだけ勉強したうえで、「長期・積立・分散」を原則にして、iDecoやつみたてNISAで、ノーロードのインデックスファンドにドルコスト平均法で投資するということを、実践してみようと思います。うまくいったとか、損をしてしまったとか、当ブログで報告したいと思います。

資産運用の定石?(4):参考になりそうなウェブページ①

資産運用の定石?(3):ノーロードファンド、ドルコスト平均法の続きです。

参考になりそうなウェブページ

上にも書いたとおり、資産運用の定石として、「長期・積立・分散」を原則にして、iDecoやつみたてNISAで、ノーロードのインデックスファンドにドルコスト平均法で投資するとよいのではと思うのは、以下のように、ネット上でもその意見をよく目にするからです。

もちろん、「本やネット上で言われていることを受け売りしたにすぎない」、「自分の意見と同じ論調の記事だけをピックアップしたにすぎない」と批判されそうです。これらについては、今後、実際に資産運用をしてみて検証してみます。

25年間でリターンは2.4倍!資産運用の王道“長期・積立・分散”投資を徹底検証
https://diamond.jp/articles/-/119951

そもそも資産運用とはどのように行うべきなのでしょうか? 実は、資産運用の専門家の間では、ほぼコンセンサスがあり、「長期・積立・分散」が資産運用の王道とされています。「長期・積立・分散」とは、

・長期間(少なくとも10年以上)、
・株式市場や為替相場に左右されずに一定額を投資し続け、
・グローバル分散投資により、リスクをコントロールしつつリターンを最大化する、

という投資手法を意味します。

上の記事では、本エントリーと同様の主張をしています。というより、複数の書籍や、上の記事などのウェブページを読んだうえで、本エントリーの内容に至りました。

【決定版】LINE田端信太郎氏に学ぶそこそこの確率で億万長者になる方法
http://www.24jmn.com/entry/2016/11/07/200000

月3万円をMSCIワールドに連動するインデックス投信で積立る

上の記事では資産運用を学ぶための本も紹介しています。

田端信太郎ってどんな資産運用してるの?「株式投資は、損切りさえできれば怖くない」
https://r25.jp/article/530681754580711228

自分は投資を好きでやってるからのめり込んでますけど、そこまで興味はないけど必要最低限って感じだったら、iDeCoでインデックスファンドを積み立てるのが一番いいと思いますよ。

上の記事は、新R25 20代ビジネスパーソンのバイブルというウェブサイトの連載記事のひとつです。上の記事のほかにも、この連載は面白い内容が盛りだくさんだと思います。

経済評論家って、自分のお金はどうしてるの? 上念司に突撃したら人生を激しく後悔した
https://r25.jp/article/520117915784243772

最近は資産運用に関心をもっている若者が増えてるみたいですけど、そういう人たちにはどんな投資や金融商品をオススメしますか?

やっぱりノーロード(購入手数料がタダ)のインデックスファンドですかね。
長期的に見て、インデックスに勝てるアクティブファンドなんてほとんどないですから。

ドルコスト平均法でインデックスを毎月買って、その中身を株、REIT、債権みたいにバラけさせる。それぞれ1万円ずつ、合計3万円を毎月買いつづけたらなかなかいいと思いますよ。

上の記事も、新R25 20代ビジネスパーソンのバイブルというウェブサイトの連載記事のひとつです。バイブルとも言える書籍を紹介してもいます。

長くなったので次のエントリーに続きます。

資産運用の定石?(3):ノーロードファンド、ドルコスト平均法

資産運用の定石?(2):iDeco、つみたてNISAの続きです。

ノーロードファンド

販売手数料(ロード)がかからない投資信託のことです。投資信託を長期積立投資する場合、ノーロードを選ぶだけで運用効率が大きく上がるとよく言われます。

ただし、投資信託には販売手数料のほかに、保有中に差し引かれる信託報酬や、売却時に必要な信託財産留保額などの費用があります。例えば、ノーロードだったとしても、信託報酬が年間1.5%だとすると、10年間で15%の費用が必要になります。逆に販売手数料が2%だったとしても、信託報酬が1.0%であれば、10年間のトータルの費用は12%です。そのため、ノーロードだからといって、常に必ず費用が安いとは言い切れないことに注意が必要です。
(参考:ノーロード・ファンド│初めてでもわかりやすい用語集
ノーロードとは?ムダな手数料ゼロで購入できる低コストの投資信託

ドルコスト平均法

株などを買うときに、定期的に一定金額分を買っていく方法です。ドルと名がついていますが、外貨投資に限りません。投資で儲けるためには「安値で買い、高値で売る」のがよいわけですが、「安値がいつ、いくらなのか」、「高値がいつ、いくらなのか」を事前に知ることは至難の業です(振り返ってみてわかります)。ドルコスト平均法を用いれば、定期的に一定金額分を買うため、おのずと、高値のときは少ししか買わず、安値のときに多く買うことになります。長期投資でリスクを抑制し、安定した収益を得たい場合に使われる手法です。
(参考:ドルコスト平均法
ドル・コスト平均法

ただし、「ドルコスト平均法を使えば必ず儲かる」、「ドルコスト平均法はいついかなる場合でも最高の手法である」かと言えば、そうではありません。以下のひとつめの記事は、5年間の投資において、一括投資ならば利益が出るが、ドルコスト平均法で積立した場合は損をしてしまうケースを解説しています。2つめの記事にも同様の説明があります。

みんなドルコスト平均法のメリット捨ててない?
ドルコスト平均法の「ワナ」

長くなったので次のエントリーに続きます。次のエントリーでは、参考になりそうなウェブページを見ていきたいと思います。

資産運用の定石?(2):iDeco、つみたてNISA

資産運用の定石?(1):投資信託(ファンド)、インデックスファンドの続きです。

個人型確定拠出年金「iDeco(イデコ)」

自分で作る年金制度です。加入者が毎月一定の金額を積み立て、あらかじめ用意された定期預金・保険・投資信託といった金融商品で自ら運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取ります(=60歳になるまで引き出すことができません積立金額はすべて「所得控除」の対象で、所得税・住民税が節税できる、運用で得た定期預金利息や投資信託運用益が「非課税」になる、受け取るとき「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象であるといった、税制優遇メリットがあります。この税制優遇はiDecoの大きな特長であり、「節税しながら資産づくりができるお得な年金制度」とも言われます(田端信太郎ってどんな資産運用してるの?「株式投資は、損切りさえできれば怖くない」)。所得税・住民税が具体的にどれくらい軽減されるかなど、例えば次のウェブページに具体例の記載があります。

個人型確定拠出年金:iDeCo(イデコ)  https://dc.rakuten-sec.co.jp/lp/movie/?aid=af_AC_ideco_dc
個人型確定拠出年金:iDeCo(イデコ)  https://dc.rakuten-sec.co.jp/
確定拠出年金の節税シミュレーション

なお、iDecoについては、銀行や証券会社などのウェブサイトが解説してもいますが、以下の公式サイト(的なサイト)が参考になります。

イデコ公式サイト|老後のためにいまできること、iDeCo
個人型確定拠出年金ナビ(iDeCoナビ)~イデコ加入ガイド~
iDeCoの概要
JIS&TのiDeCo<イデコ>(個人型確定拠出年金)ポータル

つみたてNISA

特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ、幅広い年代の人にとって利用しやすい仕組みとなっています。非課税投資枠は、新規投資額で毎年40万円が上限です。各年に購入した投資信託を保有している間に得た分配金と、値上がりした後に売却して得た利益(譲渡益)が購入した年から数えて20年間、課税されません。投資可能期間は2018~2037年です。

つみたてNISAのメリットや、iDecoとの違いについては、つみたてNISA(積立NISA)とは?メリットは?やさしく解説しますというウェブページが詳しいです。例えば以下のとおり述べています。

つみたてNISA最大のメリットは、投資によって得られた売却益(譲渡益)や分配金の運用益が非課税になるという点です。日本では、投資から得られた利益に対して、通常20.315%の税金(所得税+住民税+復興特別所得税)がかかりますが、これがゼロになります。
[中略]
iDeCoは積み立てた掛け金の全額が所得控除され、住民税で10%、所得税で15%~55%も税金が安くなります。一方、つみたてNISAは、所得控除の適用はありませんので、この点ではiDeCoのメリットが大きいと言えます。
[中略]
iDeCoでは、原則60歳になるまで引き出しができません。一方、つみたてNISAではそういった期間に制限はありませんので、いつでも売却して引き出すことができます。

長くなったので次のエントリーに続きます。

資産運用の定石?(1):投資信託(ファンド)、インデックスファンド

人の悩みは「お金」、「健康」、「人間関係」のどれかだと何かで読んで、なるほどと思ったことがあります。書籍だったかネットだったか忘れてしまったので、いずれ、出典を探してみたいと考えています。

さて、お金は大事です。もちろん、お金がすべてではありません。「ひとの心」「愛」のような話を持ち出すこともできるでしょうし、「どんなにお金を積んでも、現在の医学では治せない病気がある」といったことを考えれば、お金があればすべての問題が解決するわけではないと思い至ります。ですが、お金があれば解決する問題がたくさんあることも事実です。「お金で幸せは買えないが、不幸は減らせる」のような格言?がありますが、個人的に賛成です。

本エントリーでは、資産運用について、その分野で著名な人の発言などを参照しつつ、「現時点で、資産運用の定石と言ってよいやり方は何だろうか?」について考えてみたいと思います。

ただし、当ブログ管理人は資産運用の素人で、現在勉強中です。本エントリー中、何らかの勘違い、見当違い、間違いが含まれている可能性を否定できません。そのことをお含みおきください。

結論から書くと、「長期・積立・分散」を原則にして、iDecoやつみたてNISAで、ノーロードのインデックスファンドにドルコスト平均法で投資するとよいのでは?と考えます。以下、いくつかのキーワードを整理しておきたいと思います。

投資信託(ファンド)

投資家から集めたお金をもとに、運用の専門家が株や債券などの複数の商品に投資・運用する金融商品のことです。投資信託の文字どおり、「投資を信じて託す」と考えるとイメージしやすいです。投資家はお金を預けて、運用の専門家であるファンドマネジャーを信じて投資を任せます。投資が成功すれば、投資家が預けたお金が増えます。ただし、預金と異なり、投資信託には「元本割れ」がありえます。運用がうまくいかなければ、値下がりして、預けたお金が減ることもあります。
(参考:投資信託とは?メリットは?初心者にも簡単に分かりやすく解説します

インデックスファンド

株で儲けるには、上がる株を買わねばなりませんが、どの株が上がるか事前に見極めるのは至難の業です。例えば、GoogleやYahoo!は、今でこそ巨大企業ですが、それらが創業間もない頃、成長すると確信して、新興のほかの企業の中からあえてその2社の株を選ぶことができる人がどれだけいたでしょうか?

そこで、「えぇい、すべての株を買ってしまえ!」という発想を取るのがインデックスファンドです。取引されている全銘柄を買うので、インデックスファンドは株の取引所と同じ動きをします。100%確実ではありませんが、世の中の株価の総額は長い目で見れば上がると考えられています。そのため、インデックスファンドを買っておけば、長い目で見れば儲けることができると考えられています。
(参考:『20代のいま、やっておくべきお金のこと』ダイヤモンド社、2004年、p122-123)

長くなったので次のエントリーに続きます。