緑内障と診断されたときに役立ちそうなウェブページ選(1)

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緑内障と診断されたり、緑内障になるリスクが高いので定期的な検査が必要と言われたときに、参考になりそうなウェブページを本エントリーでは紹介していきます。

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緑内障は珍しい病気ではない。自分が緑内障だと気づいていない人が多数

日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査」報告
http://www.ryokunaisho.jp/general/ekigaku/tajimi.html

40歳以上の住民4,000人を対象にした日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査(通称:多治見スタディ)によると、緑内障の有病率は5%という結果が出ました。全体の平均は5%ですが、年代別にみると、40歳台、50歳台、60歳台…と、年齢が上がるにつれて有病率が増えています。緑内障は決して珍しい病気ではないようです。

Q&A よくある質問
http://www.katoglaucoma.com/q_a.html

上記日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査」報告のように、緑内障は珍しい病気ではないようですが、自分が緑内障だと気づいて治療を受けている人は少数派のようです。上のウェブページには次の記述があります。なお、次の記述のほかにも、参考になりそうなQ&Aが上のウェブページには掲載されています。

日本では緑内障の人は400万人いると推測されていますが、実際に緑内障と診断されて治療を受けているのはそのごく一部で、緑内障患者さんの8割は自分が緑内障と気付かずに生活していると推定されています。

以下は当ブログ管理人の意見ですが、例えばメガネの処方箋を作ってもらうためにたまたま眼科を受診した際などに、初期の緑内障が発見されたような場合、自分はラッキーと考えて、サボらずに治療を受けるのが良いのではないでしょうか。

緑内障になると失明してしまう?と心配になるかもしれませんが,必ずしもそうではないようです。以下、いくつかのウェブページの記述を見てみたいと思います。

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目の病気 緑内障
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/ryokunai_ryokunai.jsp

「緑内障=失明」という概念は古くなりつつあります。現代医学を駆使しても失明から救えないきわめて難治性の緑内障が存在することも事実ですが、一般に、早期発見・早期治療によって失明という危険性を少しでも減らすことができる病気の一つであることは間違いありません。

3131 緑内障かもしれないと言う言葉にびっくりしないで。
https://www.kiyosawa.or.jp/uncategorized/38917.html

日本の緑内障患者の8割は自分でもその存在を知らないといわれており、たった2割の患者しか治療はされていないとされています。
[中略]
緑内障と言う診断が付くのが怖いからと言って「眼をそむけてしまう」のが一番危険です。
[中略]
失明は稀。正しい診療が始まれば恐れる必要はない。

ポイントは眼圧の下降

緑内障診療ガイドライン(第4版,2017年)には、「緑内障は、視神経と視野に特徴的変化を有し、通常、眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患である」(p. 14)、「現在,緑内障に対するエビデンスに基づいた唯一確実な治療法は眼圧下降である」(p. 23. 太字はいずれも当ブログ管理人による)とあります。緑内障の治療では、眼圧を下げることがとにかく重要なようです。以下、眼圧について言及しているウェブページをいくつか紹介します。専門的な内容ですが、患者にとっても参考になると感じます。

トラバタンズ点眼液0.004%発売1周年記念講演会 (313)
https://takeganka.exblog.jp/9427209/

緑内障治療においては、眼圧を下げることが全てであり、どれくらい眼圧が下がっているのか判断するには、ベースライン眼圧が非常に重要で、これを知らなければ、どれくらい下がっているか分からないのです。このベースライン眼圧というのは、その患者さんにとって、一生基本になる眼圧です。この重要な眼圧を決める為に何回眼圧を測定するのか?[中略]3回が妥当だと結論。

緑内障? ベースライン眼圧と目標値眼圧
http://www.blog.sannoudaiganka.jp/?p=205

緑内障では眼圧は下げれば下げるほど病気が進行しにくくなります。[中略]ベースライン眼圧から20%眼圧を下げると、約半数の患者様で進行を止められ、30%下げると約80%の患者様で進行が止められるとされています。[中略]緑内障学会でも正式に推奨されていますが、特に正常眼圧緑内障では、ベースライン眼圧を決定するためには、別の日の同じ時刻に、最低3回の眼圧測定を行い、その平均値をベースライン眼圧として、その結果から目標眼圧を決定するように!となっています。

緑内障の治療
http://www.katoglaucoma.com/treat.html

点眼による治療での目標眼圧をどれぐらいに設定するかはケースバイケースで確実な基準といえるものはありません。しかし、おおまかな目安として開放隅角緑内障では初期で19mmHg未満、中期で16mmHg未満、後期で14mmHgというレベルが提唱されています。また、正常眼圧緑内障では治療前の眼圧の30%以上下降できれば、視野障害の阻止に有効であるとする報告があります。これらのレベルが治療のうえでの目標眼圧となりますが、目標眼圧までコントロールできても、視機能障害が進行するようであればさらに低い眼圧を目標眼圧として再設定しなければなりません。

緑内障と診断されたときに役立ちそうなウェブページ選(2)に続きます。

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投稿者: まなびや

まなびやと申します。 このサイトでは、ネット上で見つけた興味深いウェブページを紹介・レビューしていきます。それ以外の独自記事も徐々に書きます。ジャンルは医療・健康、人間関係・対人関係、結婚・妊娠出産・育児子育て、介護、ビジネス・マネーなどなど。

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