仕事上の理由で、引越しをこれまで6回経験しました。本エントリーでは、読者の方と経験をシェアするため、また、当ブログ管理人の備忘のため、これらをこなせば、賃貸物件への引越しは完了する!&こういう工夫をするとよいかもしれないというリストを作ってみたいと思います。
ただし、次の点にご留意ください。
- 独身時代の経験をもとに書いていることなどが理由ですが、児童手当、子どもの転校、固定電話、印鑑登録や国民健康保険などに関する手続きは、本エントリーはカバーしていません。これらについては、例えば、以下のウェブページが参考になります。
- 上記に関連しますが、本エントリーは、完璧をめざして書きましたが、それでも、書き漏らしている事項が何かあるかもしれません。そもそも、「やらなければならないことがもっとある」または「自分の場合、この点はやらなくてよい」といった事情は人によって異なります。この点はご了承ください。
- 本エントリーはおそらく、一人暮らしの方や、夫婦2人暮らしで子どもはいない方に特にマッチする内容だと思います。
それでは、以下、本題です!できるだけ、引越しに必要な作業・手順の時系列順に書きます。以下、引越し前に住んだ物件を「旧居」、引越し後に住む物件を「新居」と書きます。
引越し前
物件見学時の注意点
- 天井照明の有無を確認しましょう。天井照明がなく、自分で買わねばならない物件もあります。
- 窓やカーテンレールの形状を確認し、サイズを測りましょう。例えば次のウェブページが参考になるので、事前にチェックしておくとよいです。
- 洗濯機置き場のサイズを測りましょう(洗濯機を置く防水フロアー(防水パン)のサイズ、水栓までの高さなど)。洗濯機を置くために、防水フロアーは内寸で測らなければならない、高さが足りない(洗濯機の高さが高すぎる)ように見えても、防水フロアーの範囲内で移動させれば置ける場合があるなど、ポイントがあります。サイズを測るだけでなく、スマホで写真を撮っておいて、引越し業者や、(新品を買う場合)販売店に相談するとよいです。
- 洗濯機は、洗濯機の真下に排水口がある場合など、別売りの部品が必要になる場合があります。そのため、洗濯機置き場の写真を撮り、メーカーや販売店に事前に確認しておくとよいです。
- ガステーブル(ガスコンロ)のスペースのサイズを測りましょう。
- 冷蔵庫を置く予定の場所のサイズを測りましょう。
- 各部屋の冷暖房の有無を確認しましょう。地域によっては、生活上、冷暖房が各部屋に必須という所もあります。そのような地域で、借りたい物件に冷暖房がない場合、自分で購入して設置できるか、物件の管理会社に確認しましょう。
- 各部屋の壁から壁までの距離(タテ・ヨコ)や、壁から窓までの距離、床から窓までの高さなどを測りましょう。
仲介業者の人など、物件見学の担当者に了承を得たうえで、上記は手書きのメモだけでなく、写真を撮るとよいです。カーテンや洗濯機、冷蔵庫、ガステーブルなどを購入したり、実際に配置する際に役に立ちます。カーテンレールや洗濯機置き場などの部分的なパーツごとの写真だけでなく、各部屋の全体的な写真も何枚も取りましょう。エアコンの位置、窓の位置、扉の位置などから、家具・家電の配置を決めやすくなります。コンセントの位置と部屋の大きさから、「ケーブル類や電源タップはこのくらいの長さのものが必要」ということも分かります。
個人的な経験上、引越しまで時間に余裕がある場合は、たいてい、もう一度見学させてもらえます(=サイズを測定し忘れた場合なども大丈夫です)。ですが、時間に余裕がない場合もあるでしょうし、一度の見学ですべて完了させるに越したことはありません。
なお個人的には、以下のように実感しています。
- 日当たりの良い南向きの物件は、朝起きたときや洗濯時など、非常に良いです(日当たりの良さは、近隣の建物との位置関係にもよります)。
- 物件は築浅(できれば新築)が良いです。古い物件は、水道の水漏れや電気系統のトラブル、その他の故障が多いです。以前住んでいた物件では、4~5か月に1回のペースで「何らかの故障・トラブル→管理会社に連絡、業者を手配してもらって修理」になり、そのたびにストレスになりました。修理の際の、複数の業者の方から聞きましたが、築10~15年を超えた頃からトラブルが増え出すとのことです。また、電話線の所にコンセントがなく、ネット用の機器の電源が取りづらい。直近のコンセントまでコードを伸ばさなければならない、ということもありました。地域や間取りによって異なるかもしれませんが、新築物件と古い物件とで、家賃に大差がない場合もある気がします。家賃その他に大差ないなら築浅(できれば新築)を選んだ方がよいように思います。ただし以上は、6回の引越しでの経験に過ぎません。「新築だがどこかがすぐに故障した」、「古いがノートラブルで長期間使える」物件もあるのかな、とも想像します。
上のほかにも、人によって、フローリング(じゅうたんやカーペットはアレルギーが心配)、2階以上、角部屋、風呂トイレ別、ペット可、楽器可、独立洗面化粧台、キッチンの十分な広さ(調理スペースの広さや動きやすさなど)、収納の広さ、駐車場、駐輪場、管理会社や保険会社の24時間対応、TVドアホンなど、こだわりの条件があるかもしれません。
なお、「とても大きな家具がある」という場合は、物件の入り口の幅を確認し、家具を搬入可能か、引越し業者に事前に確認したほうがよいです。
付記:キッチンについて
一人暮らしでも、ファミリーでも、キッチンが変わると、自炊派の人は慣れるのに時間がかかったり、使いづらいなとずっと感じたりする可能性があります。すべてを満たす物件はなかなかないかもしれませんが、物件を見学する際、自炊派の人は特に、キッチンをよく見ておきたいところです。個人的に、家族から、次のような点が気になると聞いて、なるほどと思ったことがあります。
- ガスと水道の距離。近すぎると、ガステーブルに料理を置いたまま調理器具を洗う際、水がはねて料理に入ってしまう。
- シンクの右端や左端でなく、中央(≒水道の蛇口の真下)に排水口があると、スプーンなどを洗っていて間違って落としてしまうと、そのまま排水口に落ちてしまう。
- ガステーブル・調理スペース・シンクが「左→右」に並んでいるか、その逆かで、使いやすさが違う(人によって(利き手によって?)、どちらが使いやすい、がある)。
- ゴミ箱が遠いと、ゴミを捨てるまで、水などがポタポタ落ちしてしまうことがある。
賃貸への引越し時のやることリスト(2)に続きます。