健康のために、1日何時間の睡眠をとればよいのでしょうか?
バリバリ働くビジネスパーソンにとって、いや、忙しい主婦や学生、健康に気を使うすべての人にとって、重要な問題だと思います。「睡眠負債」が2017年の流行語大賞にノミネートされもしました。仕事や家事、学業と睡眠時間の最適なバランスは、どこにあるのでしょう?そもそも、健康に良い睡眠時間は、どのくらいの長さなのでしょう?
ドキッとする見出しの以下の記事は、1日7時間以上眠ることを推奨しています。
「睡眠時間が7時間未満だと早死にしやすい」と断言する睡眠研究の権威による「いかに眠るべきか」のアドバイス
http://gigazine.net/news/20171006-matthew-walker-sleep-advice/
上の記事では、カリフォルニア大学バークレー校のマシュー・ウォーカー教授の発言を紹介しています。例えば、「どのくらい睡眠を取るべきですか?」との問いに対して、次のとおり答えています。
成人の場合、推奨するのは「7時間から9時間」です。幅があるのは摂取カロリーのように個人差があるからです。ただし、下限(7時間)は厳格な境界線です。
死にたくなければ「1日8時間睡眠」を死守しなさい
https://courrier.jp/news/archives/108303/
やはりウォーカー教授が登場する上の記事は、日ごろ寝不足の人には怖い、次のような指摘をしています。
アルツハイマー病やがん、糖尿病、肥満、精神病は、睡眠不足と密接に関係している
[中略]
睡眠不足とは、睡眠時間が1日7時間未満のことを指す
ほかにも、睡眠時間の確保、睡眠不足を避けることの重要性が、次のように指摘されています。
6時間睡眠を続けている人は自分で気づかないうちに徹夜した人並みに認識能力が落ちている
https://gigazine.net/news/20160315-six-hours-sleep/
6時間以下の睡眠を続けている人は自分では「ちゃんと睡眠を取れている」と思っていても徹夜した人の認識能力とほぼ同じであるという研究結果が明らかになりました。
お父さんが「眠れない」のは、心の問題ではない
https://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20100510/214321/?P=2
全てに優先するのは睡眠の確保です。
上の発言は、精神救急医療の文脈におけるものですが、日常生活を送るうえでも示唆的だと思います。
長くなったので次のエントリーに続きます。